2016年6月27日月曜日

梅干しづくり ①塩漬け~白梅酢とりまで

6月27日
白梅酢とりについてを更新しました。この記事の最後のパートです(^_-)-☆
梅酢をとる時期です。

6月14日
毎年この時期に「梅仕事」をするようになって、約10年になります。

梅干しのおにぎりがみんな大好き。

母や祖母のつける梅をいつももらっていたのですが、それでは存分に食べることができません。

母と祖母は紀州の出ゆえ、母、祖母が作ったすっぱーい、しょっぱーい梅干しがいつも食卓にありました。梅の入手先にも困りません。友達の山でとれる、とか。。。

母も歳をとってきたことだし、そろそろ自分たちで作ってみよう!
ということになったのが10年前。

基本をしっかり理解するために購入した本がこれです。
藤巻あつこさんの本です。
母に作り方を聞いてもアバウト過ぎて、、、本で知識を補充しました。


道具について


初年度購入したもの

  すべてホームセンターで

・漬物容器  プラスティック製の安いもの 梅の2~3倍の容量の容器。 
・中蓋     容器の内径 マイナス 2センチ がベスト
・重石   2個 梅と同じ重さ 10キロの梅を漬けるため10キロの重石

最初の段階では必要ないのですが、土用干しの際に必要なもの

・ざる

今回は27キロの梅を4つの容器で塩漬けしています。
 9キロ×1
 6キロ×3

上の写真すべてを一度に購入したわけではありませんが、徐々に増えていきました。

梅干しのできるまでの概要

1.追熟  梅が黄色くなるまで待つ 
  ▽
2.塩漬け  6月前半から下旬
  ▽
3.赤じそ漬け 6月下旬から7月上旬
  ▽
4.土用干し 約3日 7月下旬~8月はじめ
  ▽
5.出来上がり  6か月後くらいから美味しく食べられます。
         干した直後からも食べることができます。


今回は塩漬けまでです。

材料

  • 梅 ・・・ 南高梅が梅干しには適します。黄色く熟したものを使います。
  • 塩  ・・・ 天然塩を梅の実15パーセントの量
          カビの生えない標準は18%ですが、とてもしょっぱいので、今年は15%で。    
          一度13%の樽も作ってみました。見事にカビが生えました。
  • 焼酎 ・・・ 消毒用 アルコール度数35パーセント

    竹串、保存容器、中ぶた、重し

手順

1.追熟

一日目 青い!
2日目 黄色くなってきました

3日目 しっかり黄色です。塩漬けをこのタイミングを逃さずします



2.塩漬け

準備として、容器、中ぶた、重石を熱湯または焼酎で消毒する

(1)流水で洗い、水気をとる

 (2)並べて少し乾かす
(3)梅1キロと塩を150グラムを計量し、焼酎で梅を洗う
 (4)底に塩をひいて、塩をたびたびふりながら、梅を並べていく。
 同じ作業を、繰り返します。

 (5)中ぶたをして、梅と同じくらいの重さの重石をのせる
(6)新聞紙などの紙で口を覆い、ひもでしばり、ふたをする。

 (7)冷暗所に保存する


このフェーズが一番カビが心配なところです。
梅酢が上がるまでは、毎日とはいかないまでも、しかし理想は毎日、紙蓋をとって、様子をみる。


梅酢が上がってきたら様子を見るのは2~3日に一度で大丈夫。
塩漬けして5日後、重石を半分にし、
塩漬けして10日後、白梅酢をとります。

上記は理想。
私共は10日後、全部の蓋を開け梅酢をとった時に、重石を半分にします(^_-)-☆


6月14日 塩漬けし、冷暗所におく 
       廊下に並べた様は不気味でもあります。。。
6月19日 5日後梅酢がここまであがってきています
       ふたをとって様子を見るのは、一つの桶だけです。。。全部みるのは大変だから
 6月24日 10日後 梅酢がずいぶん上がってきました。 
  ここで梅酢を一升瓶などに移します。
 上から2センチ程度梅酢に浸るようにし、余分は梅酢を容器に移します。
ここで、塩漬けのフェーズは終了です。

次は7月上旬に赤じそ漬けまでは、そっとしておきます(^_-)-☆


上がってきた梅酢を料理の隠し味に少しいれると 美味しさが一段グレードアップ!

塩加減を注意しなければ、かなり塩辛くなります(^_-)-☆

梅酢の使い道

  • ポテトサラダに少しいれる
  • 寿司飯に最後少し入れる
  • 酢のものに少し入れる
  • おにぎりの手塩にする
  • ゴボウを蒸し煮にするときに使用する